建築技術部の業務内容

長寿命化・総合管理計画、建替基本計画のうち建築に係る検討・立案

少子高齢社会に入り人口減少が叫ばれるなか、現存する建物をいかに効率良く維持管理していくか、いわゆる『ストック・マネジメント』が重要な取り組みとなってきています。構造躯体や建築設備の長寿命化ならびに機能向上によって、安全性・快適性・機能性の向上を図り、資産価値を維持・向上させていく提案を行っています。また、まちづくり総合計画や基本構想等の上位計画を元に、地域の特性や住民の需要、近年の動向等を総合的に勘案した建替・新築計画の提案なども行っています。



上ノ国町　中崎団地（令和5年度1期竣工）


名寄市　瑞生団地（令和3年度1期竣工、令和4年度2期竣工）



石狩市　花川東団地（令和3年度1期竣工、令和4年度2期竣工）

某駅前まちづくり計画案

某公的施設+集合住宅計画案

某複合施設+集合住宅計画案

定期報告、定期点検、図面照合調査、非破壊検査、建築環境計測

コンクリート躯体の内部欠陥や仕上材剥離、亀裂分布、温度分布などを明らかにするため、赤外線映像装置、デジタルカメラなどを用いて撮影し、様々な画像処理・解析手法を行います。
建築設備配管の内部探査による設備診断なども行っています。

衝撃弾性波検査

はつりによる配筋検査

耐震診断、劣化診断、保全診断

大地震時における構造物の安全性を診断し、判定の結果耐震性に疑問がある場合には最適な補強方法を提案します。非構造部材や設備などの耐震性も診断しています。

レンガ造コア採取

外壁赤外線調査

重要文化財など歴史的建造物の維持保全診断も行っています。


歴史的建造物の維持保全診断

省エネ評価、LCC評価、カーボンマネジメント

公共施設を中心に既存建築物の定期保全や長寿命化改修を組み込んだ中長期保全計画を提案し、LCC（ライフサイクルコスト）を勘案した保全事業・長寿命化型改修の推進に取り組んでいます。
また、公共施設等の温室効果ガス排出量の調査及び対策検討を行い、事業化計画及び設備基本計画の提案等、地球温暖化対策実行計画の推進に取り組んでいます。

長寿命化改修によるLCC比較グラフ

省エネルギー診断によるCO₂削減提案

月別エネルギー消費量グラフ

年間エネルギー消費量グラフ

導入前後での地際収支の改善効果

システム概念図

フロー図、システム図

※図上、表上でクリックすると拡大します。

耐震改修設計、改修設計、新築設計、工事監理

公共施設を中心に既存建築物の耐震補強や長寿命化型の改修設計を推進しており、その技術や経験を生かして、新築・増改築の基本・実施設計にも取り組んでいます。また、設計図書どおりに工事が進められているかどうか第三者の立場として工事監理も行っています。


浦河町　木質バイオマスボイラー施設（令和2年度竣工）


江差町新陣屋団地（平成31年度竣工）：ＪＲ江差駅跡地の利用

知内町しりうち地域産業担い手センター（平成29年度竣工）：ＣＬＴの活用

鹿部町道の駅しかべ間歇泉公園：大断面木造建築