藻場の回復・造成
かつて、日本海沿岸では100万トンに迫るニシンが水揚げされるなど活気に溢れていたことは広く知られています。近年は磯焼けと呼ばれる沿岸の岩礁地帯がサンゴ藻におおわれる現象が多発し、コンブ等の海藻類が減少し、そのため、ウニ、アワビの餌場や、魚の産卵・隠れ場といった役割を果たすことができなくなり、生産性が落ち込んできています。この磯焼けを克服し、かつての豊かな海を再生することが急務です。当社では、磯焼けの原因解明とその対策のために、平成4年度より藻礁ブロック「ビオユニット」の研究開発を推進してきました。
WebGISの活用
コンピュータ上で地図を扱う場合に、単なる画像として扱う方法と、その地図の上で位置を確認したり、集計したりできるようにする方法があります。GIS(地理情報システム)とは、後者が可能になるようなシステムです。ただ、これまでGISソフトウェアは非常に高価で、かつ特殊な技術が必要であったため、一部の業務などでしか利用されてこなかったという実情があります。しかし昨今のインターネット関連技術の普及により、安価に(あるいは無料で)、かなり自由にGISをWeb上で扱えるようになりました。